AN ANGLER'S FIELD JOURNAL — ISSUE 01
釣るためでなく、川にいるために。
OUR STANDING — 立ち位置
大きな店の品揃えには勝てないし、勝つ気もありません。店主が自分の足で立ち、自分の手で結び、自分の目で見た——その先に残ったものだけを置く。だから、外れがない。
フライフィッシングは釣果を競う遊びではなく、川と長くつきあうための作法。私たちは、その入り口でいたい。
FIG. 1 — 店主のリール、二十年
“We keep a river, and let you in.”
02 — UPSTREAM, READING THE WATER
03 — PLATE OF FLIES
PL. III — FIG. 1 — DRY / CADDIS
FIG. 2 — MAYFLY
FIG. 3 — WET
FIG. 4 — MIDGE
店に並ぶ毛バリの多くは、店主が巻いたもの。季節と川に合わせた一点もの。サイズ(#)が大きいほど、鉤は小さい。
04 — THE HATCH ALMANAC
虫が羽化する瞬間=ハッチ。これに毛バリを合わせれば、ぐっと近づく。屋号の「Hatch」は、この一瞬のこと。
| 季節 | 出る虫 | 結ぶ毛バリ | 水温・時間 | # |
|---|---|---|---|---|
| 早春 | ミッジ | グリフィススナット | 6-10℃ / 昼 | 20-24 |
| 春 | メイフライ | アダムス | 10-14℃ / 午後 | 14-16 |
| 初夏 | カディス | エルクヘアカディス | 14-18℃ / 夕 | 12-16 |
| 盛夏 | 陸生昆虫(テレストリアル) | アント / ビートル | 朝夕・源流へ | 10-16 |
| 秋 | ベイティス | BWO / ソフトハックル | 12-16℃ / 終日 | 16-20 |
ミッジ → グリフィススナット
6-10℃ · 昼
メイフライ → アダムス
10-14℃ · 午後
カディス → エルクヘアカディス
14-18℃ · 夕
テレストリアル → アント / ビートル
朝夕 · 源流へ
ベイティス → BWO / ソフトハックル
12-16℃ · 終日
“The day decides the fly.
I just listen to the river.”
その日の毛バリを決めるのは、川だ。店主はただ、水音に耳をすませてバイスに向かう。