BLACK FLY CO.

AN ANGLER'S FIELD JOURNAL — ISSUE 01

2026 · 渓のほとり
Wes Walker - Fly Fishing in River

釣るためでなく、川にいるために。

店主より · 今週の犀谷川
水温 12℃。昼すぎから、ヒラタが流れ始めました。#14 のパラシュートをひとつ、瀬の肩へ。
Angler Silhouette
01

OUR STANDING — 立ち位置

道具屋のふりをした、川の番人。大きな店の品揃えには勝てないし、勝つ気もありません。店主が自分の足で立ち、自分の手で結び、自分の目で見た——その先に残ったものだけを置く。だから、外れがない。フライフィッシングは釣果を競う遊びではなく、川と長くつきあうための作法。私たちは、その入り口でいたい。

“We keep a river,
 and let you in.”

店主のリール、二十年

FIG. 1 — 店主のリール、二十年

渓流を遡る

02 — UPSTREAM, READING THE WATER

源流へ、遡る。
流れを、読む。

水面の僅かな変化、岩陰に生じる反転流。自然が発する微細なサインに耳を澄ませ、最適なラインをプレゼンテーションする。

03

THE HATCH ALMANAC

今週の、毛バリ。 tied this week

エルクヘアカディス

エルクヘアカディス

PL. III · FIG.1 — DRY / CADDIS

#12

店に並ぶ毛バリの多くは、店主が巻いたもの。季節と川に合わせた一点もの。サイズ(#)が大きいほど、鉤は小さい。

アダムス

アダムス #14

FIG.2 — MAYFLY

ソフトハックル

ソフトハックル #16

FIG.3 — WET

グリフィススナット

グリフィススナット #20

FIG.4 — MIDGE

04 — THE HATCH ALMANAC

いつ、何が出て、何を結ぶか。

虫が羽化する瞬間=ハッチ。これに毛バリを合わせれば、ぐっと近づく。

早春 #20-24

ミッジ → グリフィススナット

6-10℃ · 昼

春 #14-16

メイフライ → アダムス

10-14℃ · 午後

初夏 #12-16

カディス → エルクヘアカディス

14-18℃ · 夕

盛夏 #10-16

テレストリアル → アント / ビートル

朝夕 · 源流へ

秋 #16-20

ベイティス → BWO / ソフトハックル

12-16℃ · 終日

At The Vise

05 — AT THE VISE

“The day decides the fly.
I just listen to the river.”

その日の川に合わせて巻く。何が羽化しているかを読んで、サイズと色を決める。書き方を覚えたい人には、少人数の教室も。